SUPと温泉、ときどきソロキャンプ

今回は８月2-6日の4泊5日で福島の裏磐梯にある桧原湖、小野川湖、秋元湖でのSUPソロキャンのレポートです。

磐梯山の南側には猪苗代湖があり、北側の裏磐梯と言われるエリアには桧原湖、小野川湖、秋元湖というそこそこ大きな湖と、小さな湖沼群が点在しています。
五色沼は特に有名で観光名所にもなっています。この裏磐梯エリアはホテルやペンション、美術館などが立ち並び、なんとなく那須のリゾート地にもにた雰囲気を感じました。

桧原湖が最も大きく南北に約９km、幅は中央部分で東西に２km弱ほどあります。桧原湖の東側には長さ約３kmほどの小野川湖が延びています。
その南東側に５km弱ほどの秋元湖があります。



今回はこの三湖をソロキャンしながらSUPで巡ってみます。
Googleマップで見るとキャンプ場も数多く点在しているようで、どこに泊まろうか考えてしまいます。
よく見ると秋元湖周辺にはキャンプ場がないようで、小野川湖に２カ所、桧原湖には沢山あるようです。なので小野川湖の２カ所のキャンプ場のどちらかに泊まって秋元湖も巡り、桧原湖は大きいので真ん中あたりにあるキャンプ場に泊まって、北側と南側を分けて巡ることにします。朝日と磐梯山が見えそうな西側のママキャンプ場に目をつけました。

温泉は小野川湖付近の香の湯、桧原湖は北の方にある湖望の湯を狙ってみます。

まずは買い出しです。高速を下りてすぐ「ヨークベニマル」がありますので、取り合えず２泊分の食材を揃えます。後半の２泊はまた買いにくればいいので。

このスーパーには、木炭や薪、キャンプ用品も置いてあって便利です。ほぼここで揃いますね。個人的には肉の種類が少ないなと思いました。（牛タンは超高級なものしかなく諦めました）

先に小野川湖で２泊することにしましたので、２カ所のキャンプ場、西端の「庄助キャンプ場」と東端の「小野川湖畔の家キャンプ場」を調べてみます。

まずは庄助キャンプ場へ。

管理人さんのお子さんでしょうか、キャンプ場の土や砂利をきれいに均していました。夏休みだもんね、エラいね！



オートキャンプ場ではなく、キャンプサイトと駐車場が分かれています。とは言っても十分近い距離です。場所によっては少し離れてしまう感じ。
芝生が気持ち良さそうです。木陰も十分あって日差しが避けられそうです。とてもきれいなキャンプ場です。


湖を見てみると、「狭い！」。広く湖を見渡すイメージだったんですが、入り組んでいるせいか狭い範囲しか見えません。(あとでSUPをしたときに視界が遮られる理由がわかります。）

なるほど・・。私のイメージは広い湖に朝日や夕日が見えて一人の世界に浸れる場所。
(とりあえずもう一カ所も見てみよう・・。)

次に小野川湖畔の家キャンプ場を見に行きます。


熊が出るような森の中にポツンとあるイメージでしたが、近くに民家もあって寂しい感じがしません。管理棟も手作りで今どきの小洒落た感じの飾りです。



残念ながら磐梯山はどちらのキャンプ場からも見えませが、こちらは湖が広く見渡せるし、木陰もあって気持ち良さそうです。車もテントの近くに置けます。

こちらに決めました。
俺：「２泊お願いします。」
管理人：「お一人なので２泊で2200円です。」
俺：「安っ！大丈夫すか？やってけますか？（笑」
管理人：「ええ、喜んでもらえれば・・（笑）」
俺：（・・なんていい管理人さん！涙）
管理人：「場所決めたら教えてください。」

明確な区画は決まってませんが、番号が書かれた小さな看板が大まかなサイトを示しています。私が決めたのはNo.11。
湖が正面に見える場所で高い木に囲まれた場所にちょうどテントが一つ収まる場所です。ここにテント置けっていう感じのスペースです。


ムササビはもう少し湖が見やすい場所に張ってこんな感じになりました。左ウィングはテントへの動線を考慮してやや高めになるよう木に縛りつけました。



テントとタープが張れたら次はSUPの準備です。今回のボードはいつもと違う黄色いやつ。実はこれ初代のボードで約5年前に初めて買ったものです。いつも使っているスターボードのやつは先日西湖で微かな空気漏れに気づいて修理に出していて、２ヶ月待ちとのことですので９月末まで使えないんです。（涙


このボードも一度空気漏れが発生して修理に出したことがあります。インフレータブルは３年以上で空気漏れが出やすくなりますね。高温な場所に置くと気圧も高くなるし接着面が剥がれやすくなるので保管にも気を使わないといけないですね。


少し追風ですが、まあ大丈夫でしょう。天気はよくそれほど暑くもないです。


湖の真ん中くらいまで行くと磐梯山が見えました。


さらに西側に進むと小島のようなものがあちこちにありました。遠くから見ると地続きに思える場所が実は島になっているものが多数あります。


中には数本分の木のスペースしかないような島も。


西端の庄助キャンプ場に近づくにしたがって島と島の間隔が狭くなるところが多くなってきます。行き止まりになっているのか、通り抜けられるのか探検するのが楽しいです。ホント子供みたい。
庄助キャンプ場から湖が広く見渡せなかったのはこの小島が点在するせいだったんですね。まるで迷路のようです。

一つ気をつけなければいけないのは、時々水面ギリギリまで突き出ている岩があることです。これにフィンを引っ掛けるとボードが突然止まってバランスを崩すと落水します。
それだけならいいんですが、こういう岩や浅瀬に倒れて頭を打ったら気を失って溺れる可能性があります。手や腰に当たったら怪我をします。立っている状態から倒れると結構なインパクトになるんですね。SUPは意外に浅いところの方が危険だったりします。水面の波が他と違ったりする場所や、波のないところは水面下に岩がないか気を配ります。逆光で水面に光が反射すると下が全く見えないので怖いですね。


庄助キャンプ場の前まで来て反転。湖畔の家キャンプ場に戻ります。カヤックやSUPであまり遠くまで行かないならこちらのキャンプ場の方が楽しいかも。磐梯山が見えるところまでもすぐにいけます。

そして今日のお風呂は「香の湯」です。
この温泉は湖の反対側です。車で10分くらいでしょうか。


行ってみると駐車場に車がまったくなく、営業しているのか心配になりました。スーパー銭湯のような感じで賑わってると思っていましたが、手作り感満載の小屋や配管設備があって、ここがお風呂屋さんなのかどうか不安です。すると管理棟からおばあちゃんが顔を出しました。管理棟の中にはおじいちゃんもいました。ご夫婦でやってるみたいです。

俺：「お風呂やってますか？」
おばあちゃん：「やっとるよ」
俺：「車が全然ないから心配しました。（笑」
おばあちゃん：「車なんか関係ねえのっさ。お風呂入れるよ。」

安心しました。このお風呂しか今日は当てがありません。
料金は８００円で安くはないですね。おじいちゃんに支払って森の中に佇む小屋を目指します。
お風呂は４種類あるようですがすべて露天風呂で、一つ一つに小屋があります。しょうぶの湯以外は貸し切りや女性用なので入れるのは１カ所ですね。





お湯はちょっとぬるかったです。熱めが好きな私にはちょっと拍子抜けでした。洗い場にはシャンプー、ボディソープが備えられています。
そして看板に「お湯を一度に使うと冷たくなることがあるので、管理棟まで知らせてください」と書かれてます。寒い時期とか混んでる時期は大丈夫かなあ、と心配になります。しかも管理棟まで来いって・・・裸で頭にシャンプーつけてる状態で服を着て管理棟まで行くの辛いよなあ、などと思ったり。

私にはもうちょっとお湯の温度が高ければいい温泉でした。


キャンプ場に戻る途中、磐梯山がいい感じに色づいてました。

さて、キャンプ場に戻ってお楽しみの時間です。



今日の夕飯は豚しゃぶとトウモロコシ、枝豆、茄子など野菜の焼き物、シメにポン酢でうどんという感じ。少し寒くて長袖に厚めのフリースパーカーを着てましたので暖かい食べ物でよかったです。枝豆はTOKIOの番組でやってたホイル焼きにしてみました。普通に美味しかったです。焼き加減はちょっと慣れないといけませんね。

いい感じに酔ってきたところで月がきれいだったので三脚を立てて一眼で写真を撮影してみました。1分ちょっと露光してみると、あらまあ・・なんということでしょう！まるでラッセンの絵のようじゃないですかっ？・・・・ねっねっ？・・・と自画自賛したところで１日目終了です。



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