2021年06月07日
栃木県中禅寺湖SUP&車中泊
今回はゴールデンウィーク中の栃木県中禅寺湖でのSUPと付近の車中泊場所選び、温泉の紹介などを書きます。
いつも大体ソロキャンプになってますが、最近はキャンプ場がすごく混んでいるので、キャンプでも車中泊でもできるような装備を持っていきつつ、かつ快適に過ごすための工夫してみることを目的に行ってきました。
湖と温泉はあるんだけどキャンプ場がない、あるいは混んでいるという場合でも融通がきくし機動性も増すのではと思います。
車はミニバンのセレナでこれまで何度も車中泊をしていますが、今回はキャンプ道具も積みつつ車中泊時に外に荷物を出さずに快適に食事できたりや寝れるスペースを確保することを試してみました。
さて栃木県内のとあるプライベートキャンプ場でテントで2泊した後、中禅寺湖へ向かいました。そして以前も車中泊したことがある歌ヶ浜駐車場で車中泊をする予定です。
買い出しは日光ICで降りてヤオハン日光七里店で済ませました。
大体の食材は揃うかと思いますが、お刺身など海鮮系、お肉の種類などは少なめに感じました。
このスーパーの前の道路沿いに大谷川が流れていますが、川沿いの広場にテントを張ってBBQなどをしているグループが多数見えました。キャンプ場ではないと思いますが泊まれるんでしょうか。
日光の市街地、いろは坂を通って中禅寺湖に到着です。

歌ヶ浜駐車場からの眺め
中禅寺湖には菖蒲ケ浜キャンプ場がありますが、休日はやはり人気で混んでますし、紅葉の時期は10月末で営業終了なのでタイミングが合わずまだ行ったことがありません。こんなときに車中泊できるのは便利ですね。
このときはGWの時期でしたが、コロナ禍で団体のバスは来ていないもののやはり満車状態で停めるのに苦労しました。
SUPやカヤックは駐車場から湖に向かって左端から出すので、できるだけそちらに近い方に停めた方が便利です。
やっと空きが出て駐車できた後、湖畔沿いの歩道に目をやると、木に付けられている看板に気づきました。
なんと「車中泊禁止」になってるではありませんか。
車中泊場所の雑誌も手がけている方のサイトでは2020年7月時点で車中泊可能となっていましたが、最近禁止になったのかもしれません。

「えーっ!今日泊まる場所がない!」
SUPの準備をする前にネットで宿泊場所探しです。中禅寺湖から湯ノ湖までの間にいくつか駐車場があって泊まれそうなのがわかりました。あとはSUP後に現地に行って考えることにします。
いきなり出鼻をくじかれましたが、SUPの準備をして湖にエントリーします。
何年かぶりに来ましたが、エントリー場所には階段が設けられていて降りやすくなっていました。
(水位が若干低くなっていて階段が出てきたのかも)

正面に雪を被った日光白根山。右側に男体山。
歌ヶ浜駐車場から左側に向かって進むと、英国大使館別荘記念公園、そして旧イタリア大使館別荘本邸の前を通ります。
その向かい側に八丁出島が突き出ていて、紅葉の時期はこの辺一帯がとてもきれいです。

今回のSUPルート。約5kmほど。

八丁出島の先端で一休み。正面に男体山が見えます。
中禅寺湖では遊覧船が出ていて中禅寺湖を反時計回りに一周します。この八丁出島のすぐ前も通るので注意が必要です。
ここから男体山方面に向かって進みます。この男体山の下の湖畔沿いも紅葉がとてもきれいなエリアですね。
紅葉の時期に行った際の写真をいくつか。

紅葉の中の英国大使館別荘記念公園

男体山下の湖畔沿いの紅葉
GWの時期は紅葉も新緑もなく少し寂しい感じですが雪を頂いた日光白根山の景色が素晴らしいです。
中禅寺湖は日本におけるフライフィッシングの発祥地とも言われていて、大鳥居から歌が浜駐車場にかけての岸、大使館記念公園付近の岸には一定間隔を置いて釣り人がいました。
SUPやカヤックをする場合はあまり近づかないようにしましょう。
中禅寺湖の東側、大鳥居付近では観光客が多く、スワンボートも沢山浮いていて時々声をかけられました。
こういうコミュニケーションも和やかで楽しいですね。
さて、歌ヶ浜駐車場に戻ってきて撤収です。
以前紅葉の時期に来たときは湖畔沿いの日光金谷ホテル、奥日光ホテル四季彩で日帰り温泉を楽しんでから歌ヶ浜駐車場で車中泊しました。
金谷ホテルの露天風呂は正面に紅葉が広がり、白濁したとても気持ちのいい温泉です。四季彩は大きな露天風呂の湯船が2つあってとてもゆったりと入れました。
今回も奥日光ホテル四季彩に行ってみたのですが、コロナの影響かGWの時期が理由かわかりませんが、入り口に終了の張り紙があり残念ながらお風呂には入れませんでした。時間帯的にはやってるはずなんですがね。
ネットで調べてみると湯ノ湖の方に入れそうな日帰り温泉があるのがわかり、電話で確認すると夕方5時から入れるとのことです。
時間的にもちょうどいい感じ。なんとか温泉に在りつけました。

今回入った温泉。「奥日光 森のホテル」
私の他に何組か日帰り温泉に入る方が入り口で待っていて、17時になるとホテルの方が案内してくれました。
フロントで精算して貴重品を預け、タオルを受け取って入ります。料金はタオル付きで1100円。
露天風呂は硫黄の匂いと白濁した色でゆっくりできる雰囲気のいい温泉でした。
この辺は日光湯元という名前のとおり温泉宿が多く集まっているエリアで他にもいい温泉がたくさんあります。今度はちゃんと調べてきたいと思います。
温泉のあと、湯ノ湖近くの駐車場、湯元通り北駐車場、南駐車場を見てみると、トイレもあり大きなキャンピングカーが何台か泊まっていて車中泊できそうな雰囲気はありましたがやはり車中泊禁止の看板がありました。

湯ノ湖湖畔。

駐車場向かいのビジターセンター奥には、野生の猿や鹿が普通にいました。熊も来るのかな。
湯ノ湖は釣り客が多くキャンプ場もあります。ただしSUPやカヤックは記事が何もないので禁止になっているのかもしれません。
もっと奥に行くと菅沼がありますが、そこもSUPは全面禁止、カヤックはキャンプ場宿泊者のみ持ち込み可能ということです。
次の候補、戦場ヶ原にある三本松駐車場に向かいます。

三本松駐車場。路面にドリフトの痕があったのでちょっと不安。
ここも有名な観光地なので駐車場が広く、お土産屋さんや食事処もあります。
奥の方には備え付けのテーブルと椅子もありましたがキャンプ禁止の看板が出ています。
(車中泊禁止とは書いてありませんでした)
「ここでいっか。」
温泉後でビールを早く飲みたかったので宿泊場所はここに決めました。
窓を覆ってベッドを作り車中泊仕様にします。
隣に停まっていた車の方も車中泊するということでしたが、ここでは軽く食事を済ませるだけで泊まるのは赤沼駐車場にするそうです。そちらの方が周りが暗く、星空を撮影するのにいいということでした。
後で気づいたのですが、この三本松駐車場はトイレに手洗い場がありません。戦場ヶ原の環境を守るために特殊な浄化槽を使っていて水を流さないようにしているそうです。赤沼駐車場には手洗い場がありました。

翌日立ち寄った赤沼駐車場。手洗い場あり。
今回は車中泊のためにいくつか秘密兵器を投入しました。
・ポータブル電源
・ポータブル車載冷蔵庫
・アミ焼き大将
・IHコンロ
キャンプするときのクーラーは大きすぎて車中泊には邪魔になってしまいます。キャンプも車中泊も想定しながらいずれ1週間くらいの遠征もすることを考えると車載冷蔵庫があったほうがよいかなと思います。(車中泊のときは車外に荷物を出さないようにします。)
設定温度は−22°Cまで可能で時間をかければ氷も出来ちゃいます。
今回はー2°Cくらいに設定してましたが5時間くらいなのでビールなどは凍りませんでした。電源を切ってからも翌朝まで2°Cくらいまでしか上がらず冷蔵庫に電気を使うことはほとんどありませんでした。

今回投入した兵器。ポータブル電源とアミ焼き大将。

ベッドに座ってアウトドア用のテーブルを出し、アミ焼き大将という電気コンロで焼き鳥を焼く機械で惣菜を温めます。
思ったよりゆったりと座れてまあまあいい感じです。スマホで動画を見ながらおつまみとビールを楽しみます。
おっさんの秘密基地ですね。
夜は静かでした。何台か周りに車中泊の車がきて話し声も少し聞こえましたが全く気になりませんでした。
そして翌朝はIHコンロでうどんです。
車中泊でガスコンロを使う人もいるようですが、私は安全のために電気で統一しました。
これらの機器を十分に活用できるようにポータブル電源は1000Wクラス。他にもいい機種はありますが安く手に入ったので。


冷蔵庫の場所を移動したらさらに広くなりました。足も組めちゃうくらい。
次はキャンプと車中泊を組み合わせたSUP遠征を考えて見たいと思います。
北海道とか。中国四国地方とか。
以上中禅寺湖SUP&車中泊でした。
------
中禅寺湖の西側にある中禅寺湖畔ボートハウスからのSUPはこちら。
いつも大体ソロキャンプになってますが、最近はキャンプ場がすごく混んでいるので、キャンプでも車中泊でもできるような装備を持っていきつつ、かつ快適に過ごすための工夫してみることを目的に行ってきました。
湖と温泉はあるんだけどキャンプ場がない、あるいは混んでいるという場合でも融通がきくし機動性も増すのではと思います。
車はミニバンのセレナでこれまで何度も車中泊をしていますが、今回はキャンプ道具も積みつつ車中泊時に外に荷物を出さずに快適に食事できたりや寝れるスペースを確保することを試してみました。
さて栃木県内のとあるプライベートキャンプ場でテントで2泊した後、中禅寺湖へ向かいました。そして以前も車中泊したことがある歌ヶ浜駐車場で車中泊をする予定です。
買い出しは日光ICで降りてヤオハン日光七里店で済ませました。
大体の食材は揃うかと思いますが、お刺身など海鮮系、お肉の種類などは少なめに感じました。
このスーパーの前の道路沿いに大谷川が流れていますが、川沿いの広場にテントを張ってBBQなどをしているグループが多数見えました。キャンプ場ではないと思いますが泊まれるんでしょうか。
日光の市街地、いろは坂を通って中禅寺湖に到着です。

歌ヶ浜駐車場からの眺め
中禅寺湖には菖蒲ケ浜キャンプ場がありますが、休日はやはり人気で混んでますし、紅葉の時期は10月末で営業終了なのでタイミングが合わずまだ行ったことがありません。こんなときに車中泊できるのは便利ですね。
このときはGWの時期でしたが、コロナ禍で団体のバスは来ていないもののやはり満車状態で停めるのに苦労しました。
SUPやカヤックは駐車場から湖に向かって左端から出すので、できるだけそちらに近い方に停めた方が便利です。
やっと空きが出て駐車できた後、湖畔沿いの歩道に目をやると、木に付けられている看板に気づきました。
なんと「車中泊禁止」になってるではありませんか。
車中泊場所の雑誌も手がけている方のサイトでは2020年7月時点で車中泊可能となっていましたが、最近禁止になったのかもしれません。

「えーっ!今日泊まる場所がない!」
SUPの準備をする前にネットで宿泊場所探しです。中禅寺湖から湯ノ湖までの間にいくつか駐車場があって泊まれそうなのがわかりました。あとはSUP後に現地に行って考えることにします。
いきなり出鼻をくじかれましたが、SUPの準備をして湖にエントリーします。
何年かぶりに来ましたが、エントリー場所には階段が設けられていて降りやすくなっていました。
(水位が若干低くなっていて階段が出てきたのかも)

正面に雪を被った日光白根山。右側に男体山。
歌ヶ浜駐車場から左側に向かって進むと、英国大使館別荘記念公園、そして旧イタリア大使館別荘本邸の前を通ります。
その向かい側に八丁出島が突き出ていて、紅葉の時期はこの辺一帯がとてもきれいです。

今回のSUPルート。約5kmほど。

八丁出島の先端で一休み。正面に男体山が見えます。
中禅寺湖では遊覧船が出ていて中禅寺湖を反時計回りに一周します。この八丁出島のすぐ前も通るので注意が必要です。
ここから男体山方面に向かって進みます。この男体山の下の湖畔沿いも紅葉がとてもきれいなエリアですね。
紅葉の時期に行った際の写真をいくつか。

紅葉の中の英国大使館別荘記念公園

男体山下の湖畔沿いの紅葉
GWの時期は紅葉も新緑もなく少し寂しい感じですが雪を頂いた日光白根山の景色が素晴らしいです。
中禅寺湖は日本におけるフライフィッシングの発祥地とも言われていて、大鳥居から歌が浜駐車場にかけての岸、大使館記念公園付近の岸には一定間隔を置いて釣り人がいました。
SUPやカヤックをする場合はあまり近づかないようにしましょう。
中禅寺湖の東側、大鳥居付近では観光客が多く、スワンボートも沢山浮いていて時々声をかけられました。
こういうコミュニケーションも和やかで楽しいですね。
さて、歌ヶ浜駐車場に戻ってきて撤収です。
以前紅葉の時期に来たときは湖畔沿いの日光金谷ホテル、奥日光ホテル四季彩で日帰り温泉を楽しんでから歌ヶ浜駐車場で車中泊しました。
金谷ホテルの露天風呂は正面に紅葉が広がり、白濁したとても気持ちのいい温泉です。四季彩は大きな露天風呂の湯船が2つあってとてもゆったりと入れました。
今回も奥日光ホテル四季彩に行ってみたのですが、コロナの影響かGWの時期が理由かわかりませんが、入り口に終了の張り紙があり残念ながらお風呂には入れませんでした。時間帯的にはやってるはずなんですがね。
ネットで調べてみると湯ノ湖の方に入れそうな日帰り温泉があるのがわかり、電話で確認すると夕方5時から入れるとのことです。
時間的にもちょうどいい感じ。なんとか温泉に在りつけました。

今回入った温泉。「奥日光 森のホテル」
私の他に何組か日帰り温泉に入る方が入り口で待っていて、17時になるとホテルの方が案内してくれました。
フロントで精算して貴重品を預け、タオルを受け取って入ります。料金はタオル付きで1100円。
露天風呂は硫黄の匂いと白濁した色でゆっくりできる雰囲気のいい温泉でした。
この辺は日光湯元という名前のとおり温泉宿が多く集まっているエリアで他にもいい温泉がたくさんあります。今度はちゃんと調べてきたいと思います。
温泉のあと、湯ノ湖近くの駐車場、湯元通り北駐車場、南駐車場を見てみると、トイレもあり大きなキャンピングカーが何台か泊まっていて車中泊できそうな雰囲気はありましたがやはり車中泊禁止の看板がありました。

湯ノ湖湖畔。

駐車場向かいのビジターセンター奥には、野生の猿や鹿が普通にいました。熊も来るのかな。
湯ノ湖は釣り客が多くキャンプ場もあります。ただしSUPやカヤックは記事が何もないので禁止になっているのかもしれません。
もっと奥に行くと菅沼がありますが、そこもSUPは全面禁止、カヤックはキャンプ場宿泊者のみ持ち込み可能ということです。
次の候補、戦場ヶ原にある三本松駐車場に向かいます。

三本松駐車場。路面にドリフトの痕があったのでちょっと不安。
ここも有名な観光地なので駐車場が広く、お土産屋さんや食事処もあります。
奥の方には備え付けのテーブルと椅子もありましたがキャンプ禁止の看板が出ています。
(車中泊禁止とは書いてありませんでした)
「ここでいっか。」
温泉後でビールを早く飲みたかったので宿泊場所はここに決めました。
窓を覆ってベッドを作り車中泊仕様にします。
隣に停まっていた車の方も車中泊するということでしたが、ここでは軽く食事を済ませるだけで泊まるのは赤沼駐車場にするそうです。そちらの方が周りが暗く、星空を撮影するのにいいということでした。
後で気づいたのですが、この三本松駐車場はトイレに手洗い場がありません。戦場ヶ原の環境を守るために特殊な浄化槽を使っていて水を流さないようにしているそうです。赤沼駐車場には手洗い場がありました。

翌日立ち寄った赤沼駐車場。手洗い場あり。
今回は車中泊のためにいくつか秘密兵器を投入しました。
・ポータブル電源
・ポータブル車載冷蔵庫
・アミ焼き大将
・IHコンロ
キャンプするときのクーラーは大きすぎて車中泊には邪魔になってしまいます。キャンプも車中泊も想定しながらいずれ1週間くらいの遠征もすることを考えると車載冷蔵庫があったほうがよいかなと思います。(車中泊のときは車外に荷物を出さないようにします。)
設定温度は−22°Cまで可能で時間をかければ氷も出来ちゃいます。
今回はー2°Cくらいに設定してましたが5時間くらいなのでビールなどは凍りませんでした。電源を切ってからも翌朝まで2°Cくらいまでしか上がらず冷蔵庫に電気を使うことはほとんどありませんでした。

今回投入した兵器。ポータブル電源とアミ焼き大将。

ベッドに座ってアウトドア用のテーブルを出し、アミ焼き大将という電気コンロで焼き鳥を焼く機械で惣菜を温めます。
思ったよりゆったりと座れてまあまあいい感じです。スマホで動画を見ながらおつまみとビールを楽しみます。
おっさんの秘密基地ですね。
夜は静かでした。何台か周りに車中泊の車がきて話し声も少し聞こえましたが全く気になりませんでした。
そして翌朝はIHコンロでうどんです。
車中泊でガスコンロを使う人もいるようですが、私は安全のために電気で統一しました。
これらの機器を十分に活用できるようにポータブル電源は1000Wクラス。他にもいい機種はありますが安く手に入ったので。


冷蔵庫の場所を移動したらさらに広くなりました。足も組めちゃうくらい。
次はキャンプと車中泊を組み合わせたSUP遠征を考えて見たいと思います。
北海道とか。中国四国地方とか。
以上中禅寺湖SUP&車中泊でした。
------
中禅寺湖の西側にある中禅寺湖畔ボートハウスからのSUPはこちら。