2021年11月14日
秋田県田沢湖紅葉SUPソロキャン - その2 田沢湖SUP・駒ヶ岳温泉・玉川温泉編
秋田県の田沢湖でのSUPとソロキャンプの2日目。
1日目はこちら。
朝起きると見事な快晴です。天気がいいと紅葉も映えますね。

早速ストーブに火を入れて鍋を温めて朝ごはんの支度。鍋後の朝の定番うどん。

鍋を温めている間に道路を渡って湖を見に行ってみます。


風もほとんどなく山々は紅葉し広い湖が静寂に包まれています。
「最高のコンディションじゃねぇか!」
狙い通りのコンディション!今日のSUPが楽しみです。
縄文の森キャンプ場前からたつこ像まで直線距離で約5.3km。北の湖岸沿いをいくと約7.5kmです。
おっさん一人で漕いで行くので途中何があるかわかりませんからなるべく岸に近い方を往復します。
歳をとると途中で心臓発作とかめまいがするとか体に異変があるかも知れないし(なったことはないけど)、
インフレータブルボードだと途中でバーストして空気が抜けたりしないか心配です。(最近弱気)
というわけで今日は往復15kmを頑張って漕ごうと思います。
このままのコンディションなら写真を撮りながらのんびり漕いで4時間くらいでしょうか。
9時エントリーで13時くらいに帰ってくる感じです。

なぜたつこ像を目指すのか?
そこにたつこがいるから(笑・・・いや、他にランドマークになるものがないのでなんとなく・・。
白浜のあたりを往復するのも気持ちいいと思います。特に土曜で紅葉を観に来る観光客も多そうだし目立ちたければいいかも。
準備をして湖に行ってみると太陽も少し高くなって湖の青さが一段と綺麗です。

いざ田沢湖へ。
そしてこの透明度!戦前の記録では透明度が摩周湖に匹敵する31mもあったそうです。


田沢湖ブルー
湖にエントリーしてすぐ湖の青さに絶句しました。
「なんだこの青は!すごい」
快晴で空の色が反射されているのもありますが、この青の美しさは本栖湖や十和田湖より数段上に感じます。
奥四万湖・四万湖の四万ブルーにも近いような気がしますが、さらに透明度や湖の深さという条件も重なってとても美しいコバルトブルーです。水深によって変化するブルーのグラデーションが鮮やかです。これまで見た中で最も美しい色だと思います。
そういえば奧四万湖も酸性でしたね。この美しい青は酸性度が影響しているという説もあるようです。
奥四万湖も田沢湖も酸性のため魚がほとんどいません。
田沢湖は戦時中に政策で玉川の強酸性の水を引き入れたため湖が酸性になって魚がいなくなってしまいました。
元々田沢湖に生息していたクニマスもこれで絶滅したとされていましたが、山梨の西湖で見つかった話はニュースになりましたね。

田沢湖ブルーと紅葉の山々

不思議な形

御座石神社

田沢湖ブルーと紅葉の落ち葉

北端あたりから望む秋田駒ケ岳
南側の山々の紅葉は遠くてわかりませんでしたが、秋田駒ケ岳の麓の田沢湖スキー場はよく見えました。
どこまでも清々しく美しい景色です。こんな景色と湖を独り占め。贅沢です!
北側の岸沿いは道路が通っていてランナーやロードバイクなど走っていました。時々こちらを注目している様子。
やがてたつこ像が見えてきます。


たつこ像とSUPボード
上陸して休んでいきます。
やはりここは観光客が多めですね。
田沢湖には魚がほとんどいないと言いましたが、ここにはウグイがうじゃうじゃいます。
ウグイは酸性の水にも強く生きていけるんですね。そして餌付けされているために人を恐れるどころかそのうち足が生えて陸に上がってくるんじゃないかってくらい岸に寄ってきます。

寄ってくるウグイ。こんなもんじゃなくもっと隙間が無いくらい集まります。
ここには漢槎宮(かんさぐう、別名:浮木神社)という神社がありここでウグイの餌が売られています。

漢槎宮
ここで復路の無事をお願いしました。
さて、たつこともお別れして帰路につきます。


空飛ぶSUP
湖上で見かけたのは南側の遠くの方で観光船が1隻と御座石神社付近で水上バイクが1台だけでした。水上バイクの方は私の近くでちゃんと徐行されてました。
帰りの後半はやや西風が吹いてきてちょっと横波に苦戦。そしてキャンプ場はどこだっけ?わかんなくなった。


無事帰還
軽くお昼を食べて一休みして温泉に行きます。本日は駒ヶ岳温泉へ。

蕎麦屋「そば五郎」も人気があるようです。土日のお昼のみ営業。

あまり混んでいる感じがしません。

熊が出たそうです。散策禁止。

男女別の入口と思われる。んー、紺色が男湯だよな?
男湯は私を入れて3人程度でした。広い内湯と露天風呂が一つずつあり、色は若干白濁している程度。
昨日の鶴の湯とは打って変わって非常に静かで温泉に集中できました。
湯殿の古びた感じも自然で、お湯の温度といい雰囲気といい私はこの温泉とても気に入りました。
露天風呂の景色は絶景という感じではありませんが、山中の少し開けた場所にポツンとあるような感じで無駄に繕った感じのない素朴な岩風呂でした。
非常に静かで山の中の温泉に入っているという実感があってゆっくり味わうことができました。
そしてここには貸切露天風呂もあるんですね。小屋の明かりがついているのは入浴中のサイン。

雰囲気良さそうです。日帰りでも利用できるのかな?
帰り際、少し陽が傾いて来て紅葉が美しくなりました。

ちょっと鶴の湯方面に登ったところにある黒森展望台に寄って行きます。

黒森展望台

黒森展望台からみる田沢湖
やはり晴れていると違いますね。昨日鶴の湯に行った時も寄って行きましたが今日の方が全然いいですね。
キャンプ場に戻ると今日はお客さんがいっぱいです。さすが土曜日。それでも1/3くらい空いてるかな。


サイトの紅葉が進んだ感じがします。

なんだか車のCMに出て来そうな景色
湖に行ってみると対岸に夕陽が沈むところでした。


ストーブに火を入れてお楽しみタイムに入ります。本日はこのストーブでピザを焼いてみます。

ストーブの隣に立てかけてあるのがビザストーン。
少し熾火になった頃にストーンを入れてピザも入れるといい感じです。最初から入れちゃうとストーンが熱くなりすぎてピザの生地がすぐ焦げてしまいます。

2品目はマヨポンしいたけ。お気に入りです。

椎茸の傘を逆さまにしてホイルで包んで焼きます。じわっと水分が内側に溜まるので絶対に裏返してはいけません。
いい感じに焼けたらこれにからしマヨネーズとポン酢をお好みで。あとは一口でパクッといきます。
あまりの美味しさにガッツポーズが出てしまいます。
そしてビールを飲むと絶頂に達します。
わさび醤油で食べるのもいいですね。
3品目は比内地鶏鍋。

きりたんぽ入れてもいいですが食べ過ぎになってしまうので。
そしてストーブの火を見ながら静かに音楽をかけて飲んだくれモード。時の経つのを忘れてしまいます。
翌朝は薄曇り。昨日SUPやってよかったです。

本日はキャンプ場をチェックアウトして最終イベントの玉川温泉へ。
キャンプ場から約1時間ほど。ちょっと遠いですね。
途中、秋扇湖と宝仙湖(玉川ダム)を通って行きます。紅葉がどんどん深くなって行きます。

玉川ダムでもSUPができるのか調べてませんが、この時の玉川ダムは全てが紅葉に包まれた湖となって神秘的な紅葉SUPになるだろうと思います。しかしこの時期は水位が低く山の地肌が出ている部分が多くるのでそこの景観はちょっと落ちると思います。
玉川温泉が近くなるに従って紅葉も赤黒くなって見頃を終えた感じになってきます。
玉川温泉に到着すると駐車場から湯気が立ち上がっているのが見えました。

湯気の立ち上がっている方に行ってみます。

湯畑

この玉川温泉のお湯はph1.2という強酸性のお湯です。レモンやお酢、そして強酸性で有名な草津温泉がph2.0前後なのでそれよりも強いということですね。
さらには微量のラジウムと98°cの温度、強い硫黄臭という特徴があるそうですがすごい効きそうな温泉ですね。というより肌壊さないかって心配になります。

一番湯気が立っている大噴(おおぶけ)

さらにここの大噴の付近では岩盤が暖かくなっているところがあり天然の岩盤浴ができます。

ゴザを敷いて岩盤浴する人達
紅葉が終わっている時期なので寒いと思われるかもしれませんが、熱いところだと4、50度にもなるそうです。
ではいよいよ温泉に行ってみます。

周囲にはお土産やさん、宿泊施設、食堂、湯治客の炊事棟などがあって温泉も同じような形の建物にあります。

温泉入口
更衣室までは普通の銭湯のような現代的な作りですが湯殿に入ると雰囲気が一変します。
床も含めて全てのお風呂が木製で高級なスーパー銭湯という感じ。掛け湯、洗い場を通って奥に行くと左に源泉5割の湯船。右側に源泉掛け流しの湯船。奥には気泡湯、寝湯、打たせ湯、立ち湯、蒸気湯、箱蒸し湯など様々な形で楽しめます。
最初は源泉5割のお湯で肌を慣らします。温度も41度くらいでちょうど良いです。
色々なお風呂を楽しみます。
中でも箱蒸し風呂はあまり見たことがなかったのでどうやって入るのかわかりませんでしたが、一人分の箱のなかに座って頭だけ出して扉を閉めると体だけサウナ状態になります。頭がぼーっとしないのでとても良い感じです。
周囲から見ると首を切られて頭だけ棚に置かれているように見えるかもしれません。(笑
いよいよ源泉100%の湯船。入ってみると温度が低く39度くらい。温泉自体が刺激が強いので温度を下げて調整しているそうです。
ピリピリと刺激があるということでしたが私はあまり感じませんでした。
温度が低いので長湯しそうになりますが3−5分くらいにして体を休ませた方がいいようです。
初めて来たので色々楽しみながら入った温泉でした。2、3回目となるとじっくり温泉を味わう入り方になるんでしょうね。
新玉川温泉も同じような感じですがこちらには露天風呂もあるようなので次回はそちらに行ってみたいと思います。
玉川温泉
新玉川温泉
以上、秋田県田沢湖紅葉SUPソロキャン - その2 田沢湖SUP・駒ヶ岳温泉・玉川温泉編でした。
あ、一つ言い忘れました。
帰る途中で車の中にカメムシが沢山いました。家に着くまでに7匹くらい捕まえました。
十和田湖も多かったですがこの時期に行かれる方はお気をつけください。(笑

1日目はこちら。
朝起きると見事な快晴です。天気がいいと紅葉も映えますね。

早速ストーブに火を入れて鍋を温めて朝ごはんの支度。鍋後の朝の定番うどん。

鍋を温めている間に道路を渡って湖を見に行ってみます。


風もほとんどなく山々は紅葉し広い湖が静寂に包まれています。
「最高のコンディションじゃねぇか!」
狙い通りのコンディション!今日のSUPが楽しみです。
縄文の森キャンプ場前からたつこ像まで直線距離で約5.3km。北の湖岸沿いをいくと約7.5kmです。
おっさん一人で漕いで行くので途中何があるかわかりませんからなるべく岸に近い方を往復します。
歳をとると途中で心臓発作とかめまいがするとか体に異変があるかも知れないし(なったことはないけど)、
インフレータブルボードだと途中でバーストして空気が抜けたりしないか心配です。(最近弱気)
というわけで今日は往復15kmを頑張って漕ごうと思います。
このままのコンディションなら写真を撮りながらのんびり漕いで4時間くらいでしょうか。
9時エントリーで13時くらいに帰ってくる感じです。

なぜたつこ像を目指すのか?
そこにたつこがいるから(笑・・・いや、他にランドマークになるものがないのでなんとなく・・。
白浜のあたりを往復するのも気持ちいいと思います。特に土曜で紅葉を観に来る観光客も多そうだし目立ちたければいいかも。
準備をして湖に行ってみると太陽も少し高くなって湖の青さが一段と綺麗です。

いざ田沢湖へ。
そしてこの透明度!戦前の記録では透明度が摩周湖に匹敵する31mもあったそうです。


田沢湖ブルー
湖にエントリーしてすぐ湖の青さに絶句しました。
「なんだこの青は!すごい」
快晴で空の色が反射されているのもありますが、この青の美しさは本栖湖や十和田湖より数段上に感じます。
奥四万湖・四万湖の四万ブルーにも近いような気がしますが、さらに透明度や湖の深さという条件も重なってとても美しいコバルトブルーです。水深によって変化するブルーのグラデーションが鮮やかです。これまで見た中で最も美しい色だと思います。
そういえば奧四万湖も酸性でしたね。この美しい青は酸性度が影響しているという説もあるようです。
奥四万湖も田沢湖も酸性のため魚がほとんどいません。
田沢湖は戦時中に政策で玉川の強酸性の水を引き入れたため湖が酸性になって魚がいなくなってしまいました。
元々田沢湖に生息していたクニマスもこれで絶滅したとされていましたが、山梨の西湖で見つかった話はニュースになりましたね。

田沢湖ブルーと紅葉の山々

不思議な形

御座石神社

田沢湖ブルーと紅葉の落ち葉

北端あたりから望む秋田駒ケ岳
南側の山々の紅葉は遠くてわかりませんでしたが、秋田駒ケ岳の麓の田沢湖スキー場はよく見えました。
どこまでも清々しく美しい景色です。こんな景色と湖を独り占め。贅沢です!
北側の岸沿いは道路が通っていてランナーやロードバイクなど走っていました。時々こちらを注目している様子。
やがてたつこ像が見えてきます。


たつこ像とSUPボード
上陸して休んでいきます。
やはりここは観光客が多めですね。
田沢湖には魚がほとんどいないと言いましたが、ここにはウグイがうじゃうじゃいます。
ウグイは酸性の水にも強く生きていけるんですね。そして餌付けされているために人を恐れるどころかそのうち足が生えて陸に上がってくるんじゃないかってくらい岸に寄ってきます。

寄ってくるウグイ。こんなもんじゃなくもっと隙間が無いくらい集まります。
ここには漢槎宮(かんさぐう、別名:浮木神社)という神社がありここでウグイの餌が売られています。

漢槎宮
ここで復路の無事をお願いしました。
さて、たつこともお別れして帰路につきます。


空飛ぶSUP
湖上で見かけたのは南側の遠くの方で観光船が1隻と御座石神社付近で水上バイクが1台だけでした。水上バイクの方は私の近くでちゃんと徐行されてました。
帰りの後半はやや西風が吹いてきてちょっと横波に苦戦。そしてキャンプ場はどこだっけ?わかんなくなった。


無事帰還
軽くお昼を食べて一休みして温泉に行きます。本日は駒ヶ岳温泉へ。

蕎麦屋「そば五郎」も人気があるようです。土日のお昼のみ営業。

あまり混んでいる感じがしません。

熊が出たそうです。散策禁止。

男女別の入口と思われる。んー、紺色が男湯だよな?
男湯は私を入れて3人程度でした。広い内湯と露天風呂が一つずつあり、色は若干白濁している程度。
昨日の鶴の湯とは打って変わって非常に静かで温泉に集中できました。
湯殿の古びた感じも自然で、お湯の温度といい雰囲気といい私はこの温泉とても気に入りました。
露天風呂の景色は絶景という感じではありませんが、山中の少し開けた場所にポツンとあるような感じで無駄に繕った感じのない素朴な岩風呂でした。
非常に静かで山の中の温泉に入っているという実感があってゆっくり味わうことができました。
そしてここには貸切露天風呂もあるんですね。小屋の明かりがついているのは入浴中のサイン。

雰囲気良さそうです。日帰りでも利用できるのかな?
帰り際、少し陽が傾いて来て紅葉が美しくなりました。

ちょっと鶴の湯方面に登ったところにある黒森展望台に寄って行きます。

黒森展望台

黒森展望台からみる田沢湖
やはり晴れていると違いますね。昨日鶴の湯に行った時も寄って行きましたが今日の方が全然いいですね。
キャンプ場に戻ると今日はお客さんがいっぱいです。さすが土曜日。それでも1/3くらい空いてるかな。


サイトの紅葉が進んだ感じがします。

なんだか車のCMに出て来そうな景色
湖に行ってみると対岸に夕陽が沈むところでした。


ストーブに火を入れてお楽しみタイムに入ります。本日はこのストーブでピザを焼いてみます。

ストーブの隣に立てかけてあるのがビザストーン。
少し熾火になった頃にストーンを入れてピザも入れるといい感じです。最初から入れちゃうとストーンが熱くなりすぎてピザの生地がすぐ焦げてしまいます。

2品目はマヨポンしいたけ。お気に入りです。

椎茸の傘を逆さまにしてホイルで包んで焼きます。じわっと水分が内側に溜まるので絶対に裏返してはいけません。
いい感じに焼けたらこれにからしマヨネーズとポン酢をお好みで。あとは一口でパクッといきます。
あまりの美味しさにガッツポーズが出てしまいます。
そしてビールを飲むと絶頂に達します。
わさび醤油で食べるのもいいですね。
3品目は比内地鶏鍋。

きりたんぽ入れてもいいですが食べ過ぎになってしまうので。
そしてストーブの火を見ながら静かに音楽をかけて飲んだくれモード。時の経つのを忘れてしまいます。
翌朝は薄曇り。昨日SUPやってよかったです。

本日はキャンプ場をチェックアウトして最終イベントの玉川温泉へ。
キャンプ場から約1時間ほど。ちょっと遠いですね。
途中、秋扇湖と宝仙湖(玉川ダム)を通って行きます。紅葉がどんどん深くなって行きます。

玉川ダムでもSUPができるのか調べてませんが、この時の玉川ダムは全てが紅葉に包まれた湖となって神秘的な紅葉SUPになるだろうと思います。しかしこの時期は水位が低く山の地肌が出ている部分が多くるのでそこの景観はちょっと落ちると思います。
玉川温泉が近くなるに従って紅葉も赤黒くなって見頃を終えた感じになってきます。
玉川温泉に到着すると駐車場から湯気が立ち上がっているのが見えました。

湯気の立ち上がっている方に行ってみます。

湯畑

この玉川温泉のお湯はph1.2という強酸性のお湯です。レモンやお酢、そして強酸性で有名な草津温泉がph2.0前後なのでそれよりも強いということですね。
さらには微量のラジウムと98°cの温度、強い硫黄臭という特徴があるそうですがすごい効きそうな温泉ですね。というより肌壊さないかって心配になります。

一番湯気が立っている大噴(おおぶけ)

さらにここの大噴の付近では岩盤が暖かくなっているところがあり天然の岩盤浴ができます。

ゴザを敷いて岩盤浴する人達
紅葉が終わっている時期なので寒いと思われるかもしれませんが、熱いところだと4、50度にもなるそうです。
ではいよいよ温泉に行ってみます。

周囲にはお土産やさん、宿泊施設、食堂、湯治客の炊事棟などがあって温泉も同じような形の建物にあります。

温泉入口
更衣室までは普通の銭湯のような現代的な作りですが湯殿に入ると雰囲気が一変します。
床も含めて全てのお風呂が木製で高級なスーパー銭湯という感じ。掛け湯、洗い場を通って奥に行くと左に源泉5割の湯船。右側に源泉掛け流しの湯船。奥には気泡湯、寝湯、打たせ湯、立ち湯、蒸気湯、箱蒸し湯など様々な形で楽しめます。
最初は源泉5割のお湯で肌を慣らします。温度も41度くらいでちょうど良いです。
色々なお風呂を楽しみます。
中でも箱蒸し風呂はあまり見たことがなかったのでどうやって入るのかわかりませんでしたが、一人分の箱のなかに座って頭だけ出して扉を閉めると体だけサウナ状態になります。頭がぼーっとしないのでとても良い感じです。
周囲から見ると首を切られて頭だけ棚に置かれているように見えるかもしれません。(笑
いよいよ源泉100%の湯船。入ってみると温度が低く39度くらい。温泉自体が刺激が強いので温度を下げて調整しているそうです。
ピリピリと刺激があるということでしたが私はあまり感じませんでした。
温度が低いので長湯しそうになりますが3−5分くらいにして体を休ませた方がいいようです。
初めて来たので色々楽しみながら入った温泉でした。2、3回目となるとじっくり温泉を味わう入り方になるんでしょうね。
新玉川温泉も同じような感じですがこちらには露天風呂もあるようなので次回はそちらに行ってみたいと思います。
玉川温泉
新玉川温泉
以上、秋田県田沢湖紅葉SUPソロキャン - その2 田沢湖SUP・駒ヶ岳温泉・玉川温泉編でした。
あ、一つ言い忘れました。
帰る途中で車の中にカメムシが沢山いました。家に着くまでに7匹くらい捕まえました。
十和田湖も多かったですがこの時期に行かれる方はお気をつけください。(笑

2021年11月07日
秋田県田沢湖紅葉SUPソロキャン - その1 キャンプ場選び・乳頭温泉鶴の湯編
今年の紅葉SUPは秋田県の田沢湖へ出没。
田沢湖は秋田県と岩手県の県境付近にあるほぼ円形の湖で周囲約20km、最大深度は423.4mで日本一深い湖です。
周囲は山に囲まれ田沢湖スキー場のある秋田駒ケ岳を望み、車で2, 30分くらいの場所に有名な乳頭温泉郷をはじめ駒ケ岳温泉、水沢温泉、焼山の麓には強酸性の玉川温泉など一度は行ってみたい温泉が点在します。
そして紅葉のこの時期は田沢湖周辺と周囲の山々が紅葉に包まれ圧巻の景色になります。
また車で30分ほどのところに角館武家屋敷、抱返渓谷といった観光名所もあり紅葉の時期は見たい場所が沢山あって困るほどです。
今回はコロナが落ち着いてきた10月末から2泊3日で紅葉SUPと温泉、そしてソロキャンプを楽しみます。

東北自動車道を北上し安達太良SAで車中泊。そして岩手の盛岡ICを降りて秋田方面へ向かいます。
県境には奥羽山脈が連なり次第に山道に入っていきます。
この辺から紅葉が始まって段々気分が高まってきます。カーブを曲がるたびに鮮やかな紅葉が広がり、「おおー」とか「うわーっ!」とか「フォーっ」とか一人で感動して唸りながら運転しました。


いけませんね、もっと早く田沢湖に入る予定でしたが写真を撮るために何度も寄り道したので結構時間がかかってしまいました。
田沢湖に入る手前の「グランマート田沢湖店」で買い出しです。

田沢湖まで15分くらいのところにある「グランマート田沢湖店」
普通のスーパーなので大体のものは揃いますし、秋田の地酒もあってキャンプ場まで15−20分くらいという近さは便利ですね。
ただし焼肉用の牛肉の種類が少なかったかな。
田沢湖で目をつけていたキャンプ場は2ヶ所。「田沢湖キャンプ場」と「縄文の森たざわこ」。
どちらも湖の東側にありそれほど離れていません。また両方とも湖畔の道路の内側なので湖畔を眺めながらのキャンプは難しそうです。
まずは南側にある「田沢湖キャンプ場」を見に行きます。
田沢湖キャンプ場は全体的に山の斜面になっていて奥に置くほど高くなっています。
また背の高い木々が多くなるべく自然の地形が活かされた作りになっています。
フリーサイトとオートサイトがあり、フリーサイトの方には車の乗り入れができません。荷物の出し入れの時は道路に止められますが、道幅はそれほど広くないので混んでる時は邪魔になりそうですね。

フリーサイトから見た管理棟と駐車場


フリーサイトではテントとタープ各500円かかります。場所を占有する分お金がかかるということですね。
奥の方にもフリーサイトがありますが山の斜面に近く木々も多いので一人で篭りたい人には良いかも知れません。
続いてオートサイトを見てみます。
オートサイトも自然の地形が活かされた感じです。あまり広くはありません。
2ルームテントは大きさによっては置けないかも。

オートサイトの下側のサイト
下側のサイトだと湖が若干感じられるかも知れません。

3番サイト付近

8番サイト

9番サイト
そして上に行くほど山の中という感じで一番上の5番サイトなんかはもう熊がいてもおかしくないような森の中という感じ。
(本当にいたら驚くけど)

5番サイト
木々に包まれて森の中でひっそりと過ごしたい方には良い場所だと思います。
私の場合、薪ストーブなど重い道具があったりして車をサイトの近くに置きたいのでフリーサイトはパス。
オートサイトなら湖が見える下の方かな。
料金はフリーサイトはテント、タープ、施設利用料1名、駐車場で1泊1800円。
オートサイトはサイト料、施設利用料で1泊2600円。
(正確でない場合があります。ご利用の際は最新情報をご確認ください。)
続いて「縄文の森たざわこ」。
こちらはオートサイトはサイト料、入場料1名で1泊4800円。
フリーサイトは車の乗り入れがOKでサイト料、入場料1名で1泊2700円。
(正確でない場合があります。ご利用の際は最新情報をご確認ください。)
こちらのキャンプ場は田沢湖キャンプ場とは雰囲気が全然違ってファミリー向けな感じ。
区画も整然と分けられていて明確ですが、各サイトに木が数本植えられていて無機質な感じはしません。
トイレ棟、炊事棟なども綺麗に整備されていて、ゴミ置き場、炭捨場、空き缶、ペットボトル、ガス缶も分別されているようです。
トイレ棟付近にはアイスの自販機や乾燥機付きの洗濯機もありました。

管理棟

炊事棟

舗装された場内の道路

多目的広場。子供が無駄に全力で走れるやつ。これとは別にドッグランも。

オートサイトも広く大きなテントを張れるスペースがあります。
まあなんとも贅沢にスペースを使ったキャンプ場です。
フリーサイトはオートサイトを通って湖畔の道路の側にあります。

フリーサイト入り口

道路は近いですが湖が見えます。
フリーサイトも入り口側は自然な感じで木々が茂っていてちょっとした公園のようです。
奥の方に行くと木々もなく水捌けが悪いところがあるので雨天時は注意が必要です。
どちらのキャンプ場にするか迷うところです。田沢湖キャンプ場ならオートサイト、縄文の森ならフリーサイトかな。
とりあえずどこかでお昼ご飯を食べた後、乳頭温泉の鶴の湯が15時までなのでそちらに行ってから決めることにします。
お昼ご飯は縄文の森の近くの「ORAE」。
「おらえ」は秋田弁で「俺んち」という意味でおそらくそこから来たネーミングかな。

レストランORAE


おしゃれかわいい感じで女性が好きそうな雰囲気です。
窓から湖が見えるのでボーッと眺めていると、上半身裸で湖に入っている人がいました。
「ん?寒いだろ。何やってんだあの人!」
カツカレーを食べている間も気になってしょうがありません。
店を出た後湖の方に行ってみました。
この辺には「蓬莱の松」という木があってそこから湖畔に続く遊歩道があります。

道路沿いにある蓬莱の松


砂浜まで出てみるとそこにはテントとサウナテントが立っていました。
さっき湖に入っていた人はサウナ後に体を冷やしていたんですね。
なるほどなるほど。サウナに入って湖にドボンなんて最高に気持ちよさそうですね。
後でGoogleマップを見ていて気づいたんですが、これは「タザワコサウナ」という名前で営業しているサウナだったんですね。
11月末まで営業して12月からの冬期は休業するそうです。
テント内でハーブの香りがして、ソーセージも焼けるんだとか。これにビールとかハーブティーとか最高じゃねぇか!
「おお、秋田もやるじゃねえか!」
関東近辺の湖畔キャンプ場でやったら絶対人気出そうですね。
とはいえ、この白い砂浜と淡水の湖、この景色でのプライベートサウナ的な感覚は滅多に味わえないかも!
この蓬莱の松付近には車が3、4台停められる無料の駐車場もあってここからSUPを出すこともできます。
明日のSUPエントリー場所の候補になりました。
田沢湖の東側は長い砂浜がありこの蓬莱の松付近まで続いています。
(夏は湖水客で賑わうんでしょうね。)

白い部分が砂浜。1km弱くらいかな。
SUPエントリー場所としてはもう一ヶ所候補があって県道38号線から湖に出たところにある春山第一駐車場です。

春山第一駐車場。トイレもあります。
ここも無料の駐車場で道路を挟んで砂浜に出ることができます。ただしレストランやお土産屋さん、スワンボートなどもある観光地なため土日祝日は少々混雑するかも知れません。

砂浜に降りる場所

長く続く白い砂浜
また、夏場の湖水シーズンは多くの人が湖で遊ぶため、ご利用の際はSUPを出すことができるかは現地の最新情報をよくご確認くださいね。
さてうかうかしていられません。温泉入ってチェックインしてテント立てないといけません。
初日はここから車で20分ほどの「乳頭温泉鶴の湯」。
日帰り湯は10−15時までです。
ここはメディアにも取り上げられていて超有名ですね。一度来てみたかったところです。
田沢湖スキー場付近からさらに山を登っていくと次第に道が細くなって行きます。そして紅葉もすごいことになっていきます。



十和田湖の奥入瀬渓流にも負けてないんじゃないか
はい、こんな感じで写真を取りながら行くとどんどん時間がなくなっていきます。
のんびりしに来たのに忙しいという・・・。

やっと到着。ちょっと曇ってるけど見事な紅葉です。


左側は宿泊場所になっています。昼は観光客が多くて落ち着かないかもね。
この宿の古びた感じが人気の秘密でしょうね。
ここは外国人観光客にも有名なのでコロナが終息したらどっと押し寄せるんですかね。
今日は金曜ですが日本人の日帰り客だけでもそこそこ入っています。土日ならもっと混むんでしょうね。
宿泊場所のある通りを進んでいくと受付があり、その先に小さな橋が見えます。
ここから先が温泉のあるエリアです。


左側の建物は白湯と黒湯。右側が有名な混浴露天風呂。

ススキの向こうは露天風呂。右側は更衣室小屋。
露天風呂の更衣室にいく途中で露天風呂の側を通るので入っている人が丸見えです。
ちょっと女性には勇気がいるかも知れません。
強く白濁しているので温泉に入っていれば体は見えませんが、ずっと入っているわけにもいかないですよね。
お湯から体を出さずに女性が通れるような場所があったのでそこから更衣室にいくのかも知れません。
念願の鶴の湯の露天風呂でしたが、私にとっては女性や通行人などがいてあまりゆっくりした気分にはなれなかったような気がします。十分気持ちよかったけど。
夜暗い時に入ったら静かでまた全然違った趣になるかも知れませんね。日帰りだと15時までなのでできないですが。
橋の左側の白湯と黒湯は、男性は入り口が1ヶ所で内風呂のみ、男性の入口の両側に女性用の入口が白湯と黒湯で二つに分かれています。女性用は露天風呂もあるようです。
白湯と黒湯の泉質の違いは肌感ではわかりませんでしたが、人が通ったりしないので露天風呂よりは落ち着いて入れたような気がします。

帰り道の紅葉
乳頭温泉郷には他にも妙乃湯、蟹場温泉、黒湯温泉などがあるので次回来たときはそちらも狙ってみたいですね。
さて、念願の鶴の湯の余韻に浸りながらどっちのキャンプ場にしようか考えます。
縄文の森の方がなんとなく開放感もあったしすぐに湖にもいけそうだったのでもう一度行ってみて決めることにします。
縄文の森のフリーサイトに着くと残念ながら良い場所に先客がすでにテントを張っていました。若い3名の男性グループだったので夜騒いだりしないか心配になりました。
道路を渡って湖に行ってみると、ちゃんとした道ではないものの湖畔に出るには全く問題なさそうです。
SUPもここから出せるし、対岸のたつこ像にも近くなるので北側を往復なら約15kmでなんとかできそうです。
というわけでキャンプ場は縄文の森に決めました。

テントなど準備している間に段々暗くなってきました。
今日はステーキやら鍋やら。

ステーキの味付けはテレビで紹介してた「ほりにし」のアウトドアスパイス。
ペッパーやニンニクが効いていてGood。家ではご飯にかけて食べたりしてます。

昨年冬から使っているMt.Sumiの薪ストーブ。
昨年秋の沼沢湖キャンプまではホンマのクッキングストーブを使っていましたが、その後の冬キャンからこちらに切り替えました。
3面ガラスなので炎がよく見えます。長い薪も入るのでいいですね。
重さは全然違いますけど。

燃えているのがよく見えるのでボーッと見入ってしまいます。


薪ストーブで鍋を温めたり熱燗にしたり。便利です。
夜になると通勤で使っているんでしょうか、そこそこ車がとおるのでうるさく感じました。
昼はあまり車が通らない感じだったので想定が外れましたね。
さて明日はいよいよ田沢湖SUPです。快晴無風の予報。ワクワクです。
以上、秋田県田沢湖紅葉SUPソロキャン - その1 キャンプ場選び・乳頭温泉鶴の湯編でした。
秋田県田沢湖紅葉SUPソロキャン - その2 田沢湖SUP・駒ヶ岳温泉・玉川温泉編へ
リンク:
乳頭温泉鶴の湯
田沢湖キャンプ場
縄文の森たざわこ
タザワコサウナ
田沢湖は秋田県と岩手県の県境付近にあるほぼ円形の湖で周囲約20km、最大深度は423.4mで日本一深い湖です。
周囲は山に囲まれ田沢湖スキー場のある秋田駒ケ岳を望み、車で2, 30分くらいの場所に有名な乳頭温泉郷をはじめ駒ケ岳温泉、水沢温泉、焼山の麓には強酸性の玉川温泉など一度は行ってみたい温泉が点在します。
そして紅葉のこの時期は田沢湖周辺と周囲の山々が紅葉に包まれ圧巻の景色になります。
また車で30分ほどのところに角館武家屋敷、抱返渓谷といった観光名所もあり紅葉の時期は見たい場所が沢山あって困るほどです。
今回はコロナが落ち着いてきた10月末から2泊3日で紅葉SUPと温泉、そしてソロキャンプを楽しみます。

東北自動車道を北上し安達太良SAで車中泊。そして岩手の盛岡ICを降りて秋田方面へ向かいます。
県境には奥羽山脈が連なり次第に山道に入っていきます。
この辺から紅葉が始まって段々気分が高まってきます。カーブを曲がるたびに鮮やかな紅葉が広がり、「おおー」とか「うわーっ!」とか「フォーっ」とか一人で感動して唸りながら運転しました。


いけませんね、もっと早く田沢湖に入る予定でしたが写真を撮るために何度も寄り道したので結構時間がかかってしまいました。
田沢湖に入る手前の「グランマート田沢湖店」で買い出しです。

田沢湖まで15分くらいのところにある「グランマート田沢湖店」
普通のスーパーなので大体のものは揃いますし、秋田の地酒もあってキャンプ場まで15−20分くらいという近さは便利ですね。
ただし焼肉用の牛肉の種類が少なかったかな。
田沢湖で目をつけていたキャンプ場は2ヶ所。「田沢湖キャンプ場」と「縄文の森たざわこ」。
どちらも湖の東側にありそれほど離れていません。また両方とも湖畔の道路の内側なので湖畔を眺めながらのキャンプは難しそうです。
まずは南側にある「田沢湖キャンプ場」を見に行きます。
田沢湖キャンプ場は全体的に山の斜面になっていて奥に置くほど高くなっています。
また背の高い木々が多くなるべく自然の地形が活かされた作りになっています。
フリーサイトとオートサイトがあり、フリーサイトの方には車の乗り入れができません。荷物の出し入れの時は道路に止められますが、道幅はそれほど広くないので混んでる時は邪魔になりそうですね。

フリーサイトから見た管理棟と駐車場


フリーサイトではテントとタープ各500円かかります。場所を占有する分お金がかかるということですね。
奥の方にもフリーサイトがありますが山の斜面に近く木々も多いので一人で篭りたい人には良いかも知れません。
続いてオートサイトを見てみます。
オートサイトも自然の地形が活かされた感じです。あまり広くはありません。
2ルームテントは大きさによっては置けないかも。

オートサイトの下側のサイト
下側のサイトだと湖が若干感じられるかも知れません。

3番サイト付近

8番サイト

9番サイト
そして上に行くほど山の中という感じで一番上の5番サイトなんかはもう熊がいてもおかしくないような森の中という感じ。
(本当にいたら驚くけど)

5番サイト
木々に包まれて森の中でひっそりと過ごしたい方には良い場所だと思います。
私の場合、薪ストーブなど重い道具があったりして車をサイトの近くに置きたいのでフリーサイトはパス。
オートサイトなら湖が見える下の方かな。
料金はフリーサイトはテント、タープ、施設利用料1名、駐車場で1泊1800円。
オートサイトはサイト料、施設利用料で1泊2600円。
(正確でない場合があります。ご利用の際は最新情報をご確認ください。)
続いて「縄文の森たざわこ」。
こちらはオートサイトはサイト料、入場料1名で1泊4800円。
フリーサイトは車の乗り入れがOKでサイト料、入場料1名で1泊2700円。
(正確でない場合があります。ご利用の際は最新情報をご確認ください。)
こちらのキャンプ場は田沢湖キャンプ場とは雰囲気が全然違ってファミリー向けな感じ。
区画も整然と分けられていて明確ですが、各サイトに木が数本植えられていて無機質な感じはしません。
トイレ棟、炊事棟なども綺麗に整備されていて、ゴミ置き場、炭捨場、空き缶、ペットボトル、ガス缶も分別されているようです。
トイレ棟付近にはアイスの自販機や乾燥機付きの洗濯機もありました。

管理棟

炊事棟

舗装された場内の道路

多目的広場。子供が無駄に全力で走れるやつ。これとは別にドッグランも。

オートサイトも広く大きなテントを張れるスペースがあります。
まあなんとも贅沢にスペースを使ったキャンプ場です。
フリーサイトはオートサイトを通って湖畔の道路の側にあります。

フリーサイト入り口

道路は近いですが湖が見えます。
フリーサイトも入り口側は自然な感じで木々が茂っていてちょっとした公園のようです。
奥の方に行くと木々もなく水捌けが悪いところがあるので雨天時は注意が必要です。
どちらのキャンプ場にするか迷うところです。田沢湖キャンプ場ならオートサイト、縄文の森ならフリーサイトかな。
とりあえずどこかでお昼ご飯を食べた後、乳頭温泉の鶴の湯が15時までなのでそちらに行ってから決めることにします。
お昼ご飯は縄文の森の近くの「ORAE」。
「おらえ」は秋田弁で「俺んち」という意味でおそらくそこから来たネーミングかな。

レストランORAE


おしゃれかわいい感じで女性が好きそうな雰囲気です。
窓から湖が見えるのでボーッと眺めていると、上半身裸で湖に入っている人がいました。
「ん?寒いだろ。何やってんだあの人!」
カツカレーを食べている間も気になってしょうがありません。
店を出た後湖の方に行ってみました。
この辺には「蓬莱の松」という木があってそこから湖畔に続く遊歩道があります。

道路沿いにある蓬莱の松


砂浜まで出てみるとそこにはテントとサウナテントが立っていました。
さっき湖に入っていた人はサウナ後に体を冷やしていたんですね。
なるほどなるほど。サウナに入って湖にドボンなんて最高に気持ちよさそうですね。
後でGoogleマップを見ていて気づいたんですが、これは「タザワコサウナ」という名前で営業しているサウナだったんですね。
11月末まで営業して12月からの冬期は休業するそうです。
テント内でハーブの香りがして、ソーセージも焼けるんだとか。これにビールとかハーブティーとか最高じゃねぇか!
「おお、秋田もやるじゃねえか!」
関東近辺の湖畔キャンプ場でやったら絶対人気出そうですね。
とはいえ、この白い砂浜と淡水の湖、この景色でのプライベートサウナ的な感覚は滅多に味わえないかも!
この蓬莱の松付近には車が3、4台停められる無料の駐車場もあってここからSUPを出すこともできます。
明日のSUPエントリー場所の候補になりました。
田沢湖の東側は長い砂浜がありこの蓬莱の松付近まで続いています。
(夏は湖水客で賑わうんでしょうね。)

白い部分が砂浜。1km弱くらいかな。
SUPエントリー場所としてはもう一ヶ所候補があって県道38号線から湖に出たところにある春山第一駐車場です。

春山第一駐車場。トイレもあります。
ここも無料の駐車場で道路を挟んで砂浜に出ることができます。ただしレストランやお土産屋さん、スワンボートなどもある観光地なため土日祝日は少々混雑するかも知れません。

砂浜に降りる場所

長く続く白い砂浜
また、夏場の湖水シーズンは多くの人が湖で遊ぶため、ご利用の際はSUPを出すことができるかは現地の最新情報をよくご確認くださいね。
さてうかうかしていられません。温泉入ってチェックインしてテント立てないといけません。
初日はここから車で20分ほどの「乳頭温泉鶴の湯」。
日帰り湯は10−15時までです。
ここはメディアにも取り上げられていて超有名ですね。一度来てみたかったところです。
田沢湖スキー場付近からさらに山を登っていくと次第に道が細くなって行きます。そして紅葉もすごいことになっていきます。
十和田湖の奥入瀬渓流にも負けてないんじゃないか
はい、こんな感じで写真を取りながら行くとどんどん時間がなくなっていきます。
のんびりしに来たのに忙しいという・・・。
やっと到着。ちょっと曇ってるけど見事な紅葉です。


左側は宿泊場所になっています。昼は観光客が多くて落ち着かないかもね。
この宿の古びた感じが人気の秘密でしょうね。
ここは外国人観光客にも有名なのでコロナが終息したらどっと押し寄せるんですかね。
今日は金曜ですが日本人の日帰り客だけでもそこそこ入っています。土日ならもっと混むんでしょうね。
宿泊場所のある通りを進んでいくと受付があり、その先に小さな橋が見えます。
ここから先が温泉のあるエリアです。


左側の建物は白湯と黒湯。右側が有名な混浴露天風呂。

ススキの向こうは露天風呂。右側は更衣室小屋。
露天風呂の更衣室にいく途中で露天風呂の側を通るので入っている人が丸見えです。
ちょっと女性には勇気がいるかも知れません。
強く白濁しているので温泉に入っていれば体は見えませんが、ずっと入っているわけにもいかないですよね。
お湯から体を出さずに女性が通れるような場所があったのでそこから更衣室にいくのかも知れません。
念願の鶴の湯の露天風呂でしたが、私にとっては女性や通行人などがいてあまりゆっくりした気分にはなれなかったような気がします。十分気持ちよかったけど。
夜暗い時に入ったら静かでまた全然違った趣になるかも知れませんね。日帰りだと15時までなのでできないですが。
橋の左側の白湯と黒湯は、男性は入り口が1ヶ所で内風呂のみ、男性の入口の両側に女性用の入口が白湯と黒湯で二つに分かれています。女性用は露天風呂もあるようです。
白湯と黒湯の泉質の違いは肌感ではわかりませんでしたが、人が通ったりしないので露天風呂よりは落ち着いて入れたような気がします。

帰り道の紅葉
乳頭温泉郷には他にも妙乃湯、蟹場温泉、黒湯温泉などがあるので次回来たときはそちらも狙ってみたいですね。
さて、念願の鶴の湯の余韻に浸りながらどっちのキャンプ場にしようか考えます。
縄文の森の方がなんとなく開放感もあったしすぐに湖にもいけそうだったのでもう一度行ってみて決めることにします。
縄文の森のフリーサイトに着くと残念ながら良い場所に先客がすでにテントを張っていました。若い3名の男性グループだったので夜騒いだりしないか心配になりました。
道路を渡って湖に行ってみると、ちゃんとした道ではないものの湖畔に出るには全く問題なさそうです。
SUPもここから出せるし、対岸のたつこ像にも近くなるので北側を往復なら約15kmでなんとかできそうです。
というわけでキャンプ場は縄文の森に決めました。

テントなど準備している間に段々暗くなってきました。
今日はステーキやら鍋やら。

ステーキの味付けはテレビで紹介してた「ほりにし」のアウトドアスパイス。
ペッパーやニンニクが効いていてGood。家ではご飯にかけて食べたりしてます。

昨年冬から使っているMt.Sumiの薪ストーブ。
昨年秋の沼沢湖キャンプまではホンマのクッキングストーブを使っていましたが、その後の冬キャンからこちらに切り替えました。
3面ガラスなので炎がよく見えます。長い薪も入るのでいいですね。
重さは全然違いますけど。

燃えているのがよく見えるのでボーッと見入ってしまいます。


薪ストーブで鍋を温めたり熱燗にしたり。便利です。
夜になると通勤で使っているんでしょうか、そこそこ車がとおるのでうるさく感じました。
昼はあまり車が通らない感じだったので想定が外れましたね。
さて明日はいよいよ田沢湖SUPです。快晴無風の予報。ワクワクです。
以上、秋田県田沢湖紅葉SUPソロキャン - その1 キャンプ場選び・乳頭温泉鶴の湯編でした。
秋田県田沢湖紅葉SUPソロキャン - その2 田沢湖SUP・駒ヶ岳温泉・玉川温泉編へ
リンク:
乳頭温泉鶴の湯
田沢湖キャンプ場
縄文の森たざわこ
タザワコサウナ