2019年11月03日
青森十和田湖紅葉SUPソロキャン-その2 蔦沼・御倉半島SUP・谷地温泉編
青森県と秋田県の県境に位置する十和田湖のSUP、温泉、ソロキャンプレポート2日目。
青森十和田湖紅葉SUPソロキャン-その1はこちら
今日は午前3時に起きて活動開始。
蔦温泉近くにある蔦沼を撮影しに行きます。
宇樽部キャンプ場からは奥入瀬渓流の通りを登って約25km。車で40分くらいでしょうか。
蔦沼の紅葉は有名で、特に朝日が照らし始めた時間帯は一層紅葉が美しく、そして無風であれば湖面に映るシンメトリーな光景が見事です。
朝4時には蔦温泉行きのバスが出るので蔦沼の混雑が予想されるので、少し早く朝3時に出ることにしました。
この紅葉の蔦沼を撮影する客で車の路駐が激しいらしく、今年2019年から10/17から20日まで交通規制がしかれシャトルバスが運行されたようです。
今日は21日で規制は解除されています。
(2021年は蔦沼の展望デッキは予約制になったようです。年によってルールが変わることがあるので狙う方は最新情報をご確認ください。)
真っ暗な奥入瀬渓流沿いの通りを走って行きます。時々車とすれ違う程度でほとんど車は通っていません。徐々に蔦温泉が近くなった頃、なんと真っ暗な道を一人歩く人を発見。
「この人も撮影しにいくんだろうな。歩いていくなんてすごいな。」と思って走っていると、蔦温泉手前でさらにもう一人歩いています。
「相当なマニアか。気合が違うな。」
蔦温泉の駐車場に着くとすでに駐車場はほぼ埋まっていました。
「うわっ、停められるかなぁ、やばい。」
前夜から駐車場に停めている人も多く、朝来た時点で時すでに遅しでした。
辛うじて1箇所スペースを見つけて停める事ができました。この後くる車は路駐していくことになりそうです。
ヘッドライトを頭につけ、カメラの準備をして蔦沼に向かいます。初めて来た場所で真っ暗で案内板もわかりません。今ここにいる人はほぼ蔦沼に向かうはずなので荷物をもって歩く人が何人かいましたので付いていきます。
ビジターセンターになっている小屋の脇の散策路を通って森の中に入っていきます。蔦沼まで6、700mくらいかと思います。舗装されていない道なのでヘッドライトは必須ですね。
やがて木で作られた桟橋を通っていくと目の前に真っ暗な山が蔦沼に映っている光景が現われました。
そしてその桟橋には所狭しと三脚がずらりと並んでいます。
「うぉっ、まずい。遅かった。」
急いで三脚を置く場所を探します。ここでも辛うじて1ヶ所見つける事ができなんとか三脚を置く事ができました。
明るくなって撮影を始めるまではまだまだ時間があります。私はカメラマニアでもなんでもありませんが、真っ暗な中で時を待つこの時間はカメラマニアの仲間になったような気分でした。
この後も続々と人がやって来ますが、三脚を置く場所はありません。そして2列目に三脚を置く人が出て来て桟橋は人が通れない状態になって来ます。
大きな三脚の下を人が通るような状態になっています。
そしてここでも外国語、特に中国語と思われる言葉がそこら中に聞こえます。私の後ろにも中国系の方が三脚を置いていました。
やがて周囲が明るくなり、みんな撮影を始めています。
私も素人ながらあれこれ調節しながら撮影しました。
残念ながら一番いい時間帯に少し風が吹いて来て、湖面が少し波立ってしまいました。
日差しが山の中腹まで来た頃でしょうか、カメラマンたちはそそくさとカメラをしまって帰ってしまいます。他の沼の撮影に行くのかもしれません。
私はここでもう少し撮影して7時過ぎに帰りました。
本当は撮影後に蔦温泉に入れれば一番いいんですが、日帰りは10−16時なので一度帰ります。今日は天気が良く風もないのでSUPもやりたいし。
キャンプ場に帰る途中、初めて明るくなった奥入瀬渓流を目にしてやはり写真を撮りたくなってしまいました。
紅葉の最盛期はもう少し先でしょうか、来週あたりがいいかもしれません。
キャンプ場に帰り軽く朝食を済ませた後はいよいよSUPです。
十和田湖もまた風もほとんどなく美しい光景です。
紅葉の御倉半島
キャンプ場のある御倉半島の東側は、小型のボートツアーは時々通りますが、大きな観光船は通らない場所です。
左側に大きく切り立った絶壁が迫力のある景色です。
一旦御倉半島の先を目指します。
御倉半島は先端が大きく膨らんでいて周囲を回るのに時間がかかりましたが、1時間ほどで御倉半島の西側の中山半島に挟まれたエリアに入ります。
東側から見えた絶壁を西側から望みます。ここは遊覧船も通る場所です。
迫り来るような絶壁です。
この辺まで来ると、先ほど切り立った崖と同じような質の岩が水面近くまで続いているのが見えます。
紅葉がきれいなので中湖エリアをもう少し奥に進んでみます。
この水の青色は本栖湖の色に似ています。非常に透明度が高いことがわかります。
御倉半島の中程に小さく突き出ている部分で景色をみたりしてまったりと過ごしました。
周囲に誰もいなくて暖かい日差しと絶景を全身で感じる超贅沢なひと時です。
さてあまりのんびりしていると温泉の時間に間に合わなくなるのでキャンプ場に戻ります。
来るときは少し向かい風でしたので、おそらく帰りは追い風。
紅葉の葉が数枚ずつ花びらのように集まって浮いています。
湖上から宇樽部キャンプ場を見た光景。右側がキャンプ場の再奥で水面に近いフリーサイト。
キャンプサイトに戻ってお昼ご飯です。昨日より周囲の紅葉が進んでいる気がします。
さて本日の最後のイベント、温泉に向かいます。この時点では蔦温泉の予定でしたが、実際行ってみると駐車場が混んでいたため急遽そのまま突っ切って谷地温泉に向かうことにしました。
サイトの紹介文によりますと、谷地温泉の日本三秘湯の一つで開湯400年以上とのことです。三秘湯の他の二つは、徳島の祖谷温泉、北海道のニセコ薬師温泉とのことですが、誰がどのような基準で選んだのかは知りません。(笑
蔦温泉からさらに奥に登って行くと、いやいや、こっちの方が紅葉が綺麗!下の方はまだ最盛期じゃないんですね。周囲を見渡す限り森に囲まれて紅葉のトンネルになってます。
思わず「おおっ!」と叫んでしまいました。
さらに谷地温泉に続く道に入ると、あまりの美しさにもうア然としてしまいます。
谷地温泉に到着すると紅葉に囲まれた佇まいがまさに秘湯感を醸し出してくれます。
駐車場上の紅葉
建物の中に入るとお土産屋さんと受付がありその脇から温泉に続きます。
温泉は内湯のみで露天風呂はありません。中に入ると湯船が二つ。上の湯と下の湯です。上の湯は熱く42度くらい。下の湯は38度くらいでぬるいです。
どちらもそれほど大きくなく、4m×3mくらい。大人8人入るときつい感じですね。上の湯がもう少し大きかったかな。
座ると顎までお湯に浸かるくらいの深さでじっくり浸かります。色は白濁でぬるい方が若干濁りが薄いです。
「あぁーー、秘湯ぉーー。」思わず唸ります。
ぬるい方に先に長めに入り、体を鳴らしてから熱い方に10分くらい入るのがいいそうです。
洗い場は3か所で、シャワーは付いていないのでシャンプーしたらオケでお湯をかぶります。
たっぷり温泉を堪能して帰途につきます。すぐにでもプシュッとやりたい気持ちを抑えながら奥入瀬の道を帰ります。
そこそこ距離があるので時間がかかるんですが、この時はさらに奥入瀬の観光バスやら路駐の車でスイスイ帰るというわけにはいきませんでした。
キャンプ場に戻って今日は一人焼肉。午前3時から始まったこの日は大忙しでクタクタです。遊び倒すってこんな感じ!
次回は酸ヶ湯温泉、蔦温泉、最終日SUPの様子などご紹介します。
青森十和田湖紅葉SUPソロキャン-その3
青森十和田湖紅葉SUPソロキャン-その1
青森十和田湖紅葉SUPソロキャン-その1はこちら
今日は午前3時に起きて活動開始。
蔦温泉近くにある蔦沼を撮影しに行きます。
宇樽部キャンプ場からは奥入瀬渓流の通りを登って約25km。車で40分くらいでしょうか。
蔦沼の紅葉は有名で、特に朝日が照らし始めた時間帯は一層紅葉が美しく、そして無風であれば湖面に映るシンメトリーな光景が見事です。
朝4時には蔦温泉行きのバスが出るので蔦沼の混雑が予想されるので、少し早く朝3時に出ることにしました。
この紅葉の蔦沼を撮影する客で車の路駐が激しいらしく、今年2019年から10/17から20日まで交通規制がしかれシャトルバスが運行されたようです。
今日は21日で規制は解除されています。
(2021年は蔦沼の展望デッキは予約制になったようです。年によってルールが変わることがあるので狙う方は最新情報をご確認ください。)
真っ暗な奥入瀬渓流沿いの通りを走って行きます。時々車とすれ違う程度でほとんど車は通っていません。徐々に蔦温泉が近くなった頃、なんと真っ暗な道を一人歩く人を発見。
「この人も撮影しにいくんだろうな。歩いていくなんてすごいな。」と思って走っていると、蔦温泉手前でさらにもう一人歩いています。
「相当なマニアか。気合が違うな。」
蔦温泉の駐車場に着くとすでに駐車場はほぼ埋まっていました。
「うわっ、停められるかなぁ、やばい。」
前夜から駐車場に停めている人も多く、朝来た時点で時すでに遅しでした。
辛うじて1箇所スペースを見つけて停める事ができました。この後くる車は路駐していくことになりそうです。
ヘッドライトを頭につけ、カメラの準備をして蔦沼に向かいます。初めて来た場所で真っ暗で案内板もわかりません。今ここにいる人はほぼ蔦沼に向かうはずなので荷物をもって歩く人が何人かいましたので付いていきます。
ビジターセンターになっている小屋の脇の散策路を通って森の中に入っていきます。蔦沼まで6、700mくらいかと思います。舗装されていない道なのでヘッドライトは必須ですね。
やがて木で作られた桟橋を通っていくと目の前に真っ暗な山が蔦沼に映っている光景が現われました。
そしてその桟橋には所狭しと三脚がずらりと並んでいます。
「うぉっ、まずい。遅かった。」
急いで三脚を置く場所を探します。ここでも辛うじて1ヶ所見つける事ができなんとか三脚を置く事ができました。
明るくなって撮影を始めるまではまだまだ時間があります。私はカメラマニアでもなんでもありませんが、真っ暗な中で時を待つこの時間はカメラマニアの仲間になったような気分でした。
この後も続々と人がやって来ますが、三脚を置く場所はありません。そして2列目に三脚を置く人が出て来て桟橋は人が通れない状態になって来ます。
大きな三脚の下を人が通るような状態になっています。
そしてここでも外国語、特に中国語と思われる言葉がそこら中に聞こえます。私の後ろにも中国系の方が三脚を置いていました。
やがて周囲が明るくなり、みんな撮影を始めています。
私も素人ながらあれこれ調節しながら撮影しました。
残念ながら一番いい時間帯に少し風が吹いて来て、湖面が少し波立ってしまいました。
日差しが山の中腹まで来た頃でしょうか、カメラマンたちはそそくさとカメラをしまって帰ってしまいます。他の沼の撮影に行くのかもしれません。
私はここでもう少し撮影して7時過ぎに帰りました。
本当は撮影後に蔦温泉に入れれば一番いいんですが、日帰りは10−16時なので一度帰ります。今日は天気が良く風もないのでSUPもやりたいし。
キャンプ場に帰る途中、初めて明るくなった奥入瀬渓流を目にしてやはり写真を撮りたくなってしまいました。
紅葉の最盛期はもう少し先でしょうか、来週あたりがいいかもしれません。
キャンプ場に帰り軽く朝食を済ませた後はいよいよSUPです。
十和田湖もまた風もほとんどなく美しい光景です。
紅葉の御倉半島
キャンプ場のある御倉半島の東側は、小型のボートツアーは時々通りますが、大きな観光船は通らない場所です。
左側に大きく切り立った絶壁が迫力のある景色です。
一旦御倉半島の先を目指します。
御倉半島は先端が大きく膨らんでいて周囲を回るのに時間がかかりましたが、1時間ほどで御倉半島の西側の中山半島に挟まれたエリアに入ります。
東側から見えた絶壁を西側から望みます。ここは遊覧船も通る場所です。
迫り来るような絶壁です。
この辺まで来ると、先ほど切り立った崖と同じような質の岩が水面近くまで続いているのが見えます。
紅葉がきれいなので中湖エリアをもう少し奥に進んでみます。
この水の青色は本栖湖の色に似ています。非常に透明度が高いことがわかります。
御倉半島の中程に小さく突き出ている部分で景色をみたりしてまったりと過ごしました。
周囲に誰もいなくて暖かい日差しと絶景を全身で感じる超贅沢なひと時です。
さてあまりのんびりしていると温泉の時間に間に合わなくなるのでキャンプ場に戻ります。
来るときは少し向かい風でしたので、おそらく帰りは追い風。
紅葉の葉が数枚ずつ花びらのように集まって浮いています。
湖上から宇樽部キャンプ場を見た光景。右側がキャンプ場の再奥で水面に近いフリーサイト。
キャンプサイトに戻ってお昼ご飯です。昨日より周囲の紅葉が進んでいる気がします。
さて本日の最後のイベント、温泉に向かいます。この時点では蔦温泉の予定でしたが、実際行ってみると駐車場が混んでいたため急遽そのまま突っ切って谷地温泉に向かうことにしました。
サイトの紹介文によりますと、谷地温泉の日本三秘湯の一つで開湯400年以上とのことです。三秘湯の他の二つは、徳島の祖谷温泉、北海道のニセコ薬師温泉とのことですが、誰がどのような基準で選んだのかは知りません。(笑
蔦温泉からさらに奥に登って行くと、いやいや、こっちの方が紅葉が綺麗!下の方はまだ最盛期じゃないんですね。周囲を見渡す限り森に囲まれて紅葉のトンネルになってます。
思わず「おおっ!」と叫んでしまいました。
さらに谷地温泉に続く道に入ると、あまりの美しさにもうア然としてしまいます。
谷地温泉に到着すると紅葉に囲まれた佇まいがまさに秘湯感を醸し出してくれます。
駐車場上の紅葉
建物の中に入るとお土産屋さんと受付がありその脇から温泉に続きます。
温泉は内湯のみで露天風呂はありません。中に入ると湯船が二つ。上の湯と下の湯です。上の湯は熱く42度くらい。下の湯は38度くらいでぬるいです。
どちらもそれほど大きくなく、4m×3mくらい。大人8人入るときつい感じですね。上の湯がもう少し大きかったかな。
座ると顎までお湯に浸かるくらいの深さでじっくり浸かります。色は白濁でぬるい方が若干濁りが薄いです。
「あぁーー、秘湯ぉーー。」思わず唸ります。
ぬるい方に先に長めに入り、体を鳴らしてから熱い方に10分くらい入るのがいいそうです。
洗い場は3か所で、シャワーは付いていないのでシャンプーしたらオケでお湯をかぶります。
たっぷり温泉を堪能して帰途につきます。すぐにでもプシュッとやりたい気持ちを抑えながら奥入瀬の道を帰ります。
そこそこ距離があるので時間がかかるんですが、この時はさらに奥入瀬の観光バスやら路駐の車でスイスイ帰るというわけにはいきませんでした。
キャンプ場に戻って今日は一人焼肉。午前3時から始まったこの日は大忙しでクタクタです。遊び倒すってこんな感じ!
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