ナチュログ管理画面 ソロキャンプ ソロキャンプ 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2020年11月14日

福島沼沢湖SUPソロキャン-その3 只見川SUP・早戸温泉つるの湯編

福島県の沼沢湖畔キャンプ場でのSUPソロキャン3日目。

1日目はこちら
2日目はこちら


今日は湖面に霧がかかっています。先ほどまでは右側の管理棟も見えませんでした。

これから只見川でSUP予定ですが、この霧が晴れないと川の方も晴れてないかな。

朝ごはんを食べた後も少し様子を見ていましたが、9時を過ぎてもまだ晴れませんでした。

痺れを切らして只見川に向かいます。

まずは第一、二只見川橋梁のある宮下ダムー柳津ダム間。

エントリー場所はネットで事前に調べてましたが、古い情報だったので昨日下見をしていました。
車一台分の幅の悪路を通って行きます。
昨日丸1日晴れていたにも関わらず、泥水でぬかるんでいる場所もありました。


黄色い線がエントリー場所までの道順。

場所は只見川と大谷川の合流地点。

この辺は宮下温泉の場所でもあり、大谷川対岸に栄光館、只見川対岸にふるさと荘という温泉旅館があります。
なかなか良さげな温泉なので入ってみたかったのですが、今回は他の温泉を優先してしまいました。


晴れました。

水質はそれほどよくありません。あまり落ちたくない感じです。
多少臭いもありました。



この回は黄色い線のルートを往復します。片道約3.5km。

エントリー場所から下流方面に向かうとすぐに第二只見川橋梁が見えてきます。


1940年完成だそうで結構古いんですね。
全長は約190m。


さらに進んでいくと道の駅みしま宿から見下ろせる歳時記橋が見えてきます。
こちらは車がとおる橋。





道の駅みしま宿から見下ろした歳時記橋。

この辺は紅葉してますね。
この橋の下を過ぎると両側が切り立った渓谷になります。

大きく左に曲がっていくと、



一番の見所である第一只見川橋梁が見えてきます。
この辺は展望台からも見えるので、後ろの山の方から微かに人の声が聞こえてきます。

只見線はこの時間帯は1時間に1本も走っていないので狙わないと電車が通過するところは見れません。

また展望台からの絶好の撮影チャンスでもあるので、電車が通るときにSUPやカヤックで通るときっと憎まれますね。笑


1938年完成。只見線唯一のアーチ橋。

逆さに映る橋と紅葉。

第一只見川橋梁を潜ります。絶好のポイントなので三連チャン。


橋の真下。

この橋を過ぎると渓谷がなくなり急に視界が開けてきます。



この先は大きく右に曲がり柳津ダムまで約5kmありますが、午後はもう一つ上流域をやるので体力温存のためここでUターン。

そして珍しい反対側から見た橋梁。




見せ場なのでまたまた3連チャン。くどいかな?

只見川は川と言ってもダムで仕切られているので、雨が降っていない時は放水量も少なく流れがほとんど感じられません。
なのでのんびりSUPクルージングにはもってこいですね。
ただしダムのすぐ下流のところでは水深も浅く流れが急なのでSUPはやりにくいです。

道の駅みしま宿で昼食を取った後、次は上流の上田ダムー宮下ダム間を漕ぎます。
本当はもう一泊して翌日このエリアを漕ぎたかったのですが明日は雨予報。
なのでチャンスは今日しかありません。

こちらのエントリー場所はすごく行きやすい場所です。

只見線早戸駅近くの「霧幻峡の渡し早戸船着場」。

朝夕に霧に包まれると幻想的な風景になるそうです。
渡し舟は予約時のみ就航するそうでこの時は渡し舟は見られませんでした。


駐車スペース、休憩用のベンチもありました。


水面まで降りられる階段の途中で釣りをする人がいました。


エントリー場所。少し離れた岸にも釣り人。

今回のルートは第三只見川橋梁までの黄色い線部分、片道4km。
往復8km。午前と合わせると計15km。大丈夫かな?1日の漕行距離の最長記録かも。



疲れたら無理せず途中で引き返すことにします。



エントリーして少しいくと左側に早戸温泉つるの湯が見えてきます。SUPが終わったら今日はここの温泉に行きます。

つるの湯を過ぎるとすぐに橋が見えてきます。


この時は県道237号線が通行止めだったのでこの橋を通ってキャンプ場に向かいました。


橋付近の切り立った崖と紅葉。


只見線の線路?川からしか見れない絶景ポイントですね。

ここから先は山に挟まれた渓谷です。道路からはチラチラと見えるだけだった紅葉の山々をじっくり見ることができます。


紅葉の山々。


奥に第二沼沢発電所が見えてきます。

水面が鏡のようになり紅葉の山々を写しています。

そしていよいよ第三只見川橋梁が見えてきました。
錆びたような茶色い鉄骨の色です。



1953年完成。


ここまで来ると達成感ありますね。

山の上を走る道路には落雪から道路を守るスノーシェッドというトンネルがあり、所々に車が数台止められる場所が設けられていて、そこから川を見下ろすことができます。
第三只見川橋梁はそのスノーシェッド内の歩道から見下ろすことができ、道路を通った時は撮り鉄が沢山いました。



そのスノーシェッドが右側の山中に見え、微かに人の声が聞こえました。



さてあとは安全に帰るだけです。
達成感のあとは何だか疲れがどっときた感じです。

パドルを漕いでもあまりスピードが出ず、まっすぐ進まずに左右に振れやすくなりました。


やっとの思いで帰還。クタクタです。

つるの湯からフラフラとあまり進まないSUPが見えたかもしれませんね。



そしてやっと念願の温泉です。



この早戸温泉つるの湯はホームページに割引券があり、受付でスマホ画面を見せると500円で入れます。

もちろん源泉掛け流し。
シャンプー、ボディソープ付きの洗い場、露天風呂があります。

建物はそんなに古くないと思いますが古びた雰囲気になっていて、お湯はなかなか熱めで大変気持ち良かったです。

SUP後なのでまた格別。露天風呂からは紅葉も眺めることができます。

あまりに気持ち良くて少し長湯してしまいました。
今回巡った温泉で一番かもしれません。

さて早く帰らないと暗くなってきます。



キャンプ場に帰ると朝の賑やかさが嘘のようにシーンと静まり返っています。
「あら、みんな帰っちゃった。また完ソロかな。」

と思いましたが、管理棟の近くにソロらしきキャンパーがいるのを見つけました。

あとここからは見えないオートサイトの方からも人の声が小さく聞こえます。

この日のビールもまた格別。やめられませんな。



寒くなってきたところで熱燗、そしてあたりめのゴールデンコンビ。
でも疲れてるので早めに寝ます。

これで福島沼沢湖SUPソロキャンの旅は終了です。

また機会があれば来たいですね。やはり紅葉の時期。


管理棟から見たキャンプ場内。

福島沼沢湖SUPソロキャン-その1 玉梨温泉・沼沢湖畔キャンプ場編
福島沼沢湖SUPソロキャン-その2 沼沢湖SUP・湯倉温泉編

---------------
リンク
早戸温泉つるの湯
只見線